ダ・ヴィンチ - ワラウ

これからの社会を生き抜くために必要な「自分軸」の育て方/頭のいい子の親がやっている「見守る」子育て②

2020年7月1日

  • 親が頑張りすぎないほうが、子どもは伸びる! 個別指導塾で、5000組を超える家庭と面談をしてきた著者が気づいた「本当に頭がいい子の育ち方」。それは、「与えられる」のではなく、「見守ってもらえる」環境だった!


    『頭のいい子の親がやっている「見守る」子育て』(小川大介/KADOKAWA)

     多くの親は、子どもに「頭のいい子に育ってほしい」と願います。では、「頭がいい」とはどういうことを言うのでしょうか。まずはこの本のゴールである「頭のいい子」について考えていきましょう。


     時代の変化とともに、「頭がいい」の定義も変わってきていることは、みなさんもお気づきでしょう。


     30年ほど前、つまり今の親世代がまだ子どものころ、頭のよさは「知識量」「問題処理の速度」「正確さ」の3点で測られていました。


     教科書や参考書に書いてあることを片っ端から頭に入れて、テストで高得点をたたき出すような子どもを「頭がいい」と評していたのです。


     大人も同様です。30年前の社会では、「みんなができること」を「みんなよりも多く、速く、正確にできること」が求められ、それができる人が頭のいい人とされ、幸せな人生を歩んでいきました。


     しかし、社会のしくみは大きく変わりました。


     この先、「みんなができること」は、AI(人工知能)がどんな人間よりも多く、速く、正確に処理してくれるようになります。これまで人間の手によって行われてきた仕事がどんどんAIに取って代わられるようになります。


     また、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の発達によって、個人の意見や情報を世界に発信する術は今や誰もが持っています。


     フリーランスという働き方をする人も増え、組織に所属する道を選ばずとも、収入を得られるようになりました。極端に言えば、得意分野と熱意さえあれば、仕事をして食べていける社会になったのです。


    「社会のしくみが変わった」ということは、すなわち「子育てにおいて心配したほうがいいポイントも変わった」ことを意味します。

    続きを読む