ダ・ヴィンチ - ワラウ

あの国民的ヒーロー『ウルトラマン』の40年後を描く! 地上波アニメも絶賛放送中の『ULTRAMAN』の魅力とは

2020年6月30日

  •  この日本において『ウルトラマン』という作品は特別である。1966年に放送された『ウルトラQ』は、いわゆる「第一次怪獣ブーム」を巻き起こし、ウルトラシリーズ第二弾となる『ウルトラマン』が放送されるや、ブームは一気に過熱。最高視聴率は40%を超えるほどであった。ちなみに以降もシリーズの製作は続き、2013年には「最も派生テレビシリーズが作られたテレビ番組」としてギネス世界記録に認定されている。



     そんな『ウルトラマン』の続編として、2011年に『月刊ヒーローズ』で連載が始まったのが『ULTRAMAN』(清水栄一×下口智裕/発行:ヒーローズ 発売:小学館クリエイティブ)である。巨大ヒーローであったウルトラマンを等身大へと大胆に転換し、謎多きストーリーや熱いバトルシーンで話題沸騰。2019年にはNetflixでフルCGでアニメ化、配信されている。現在は東京MXなどで地上波放送も行なわれ、物語は佳境に突入。本稿では原作を中心に、アニメ版も絡めてそのストーリーや見どころを紹介していきたい。



     この物語は、ウルトラマンが地球を去ってから40年後の世界が舞台である。科学特捜隊(科特隊)の早田進が防衛大臣になっていたり、発明家だった井手光弘が「光の巨人記念館」の館長をやっていたりと、特撮作品を観ていた人には嬉しい顔ぶれの登場だ。しかし一番の注目点は、早田には進次郎という息子が存在し、その進次郎には人並みはずれた「力」が宿っていることだろう。


     序盤の見どころは、やはり進次郎と謎の敵とのバトルだ。サイズこそ人と同程度だが、外見は「ウルトラマン」を想起させるその敵に、イキナリ襲撃される進次郎。絶体絶命の彼を救ったのは、父親の早田進だった。息子に自分がウルトラマンだったことを告げ、早田が敵に向かっていく姿は「激アツ」のひと言である。


     戦場を離脱し、井手に救出された進次郎だが、このままでは終わらない。敵との戦闘で瀕死の父親を救うため戦う力を望む進次郎に、井手は強化スーツを与える。ウルトラマンの姿を模しながらもメカニカルな意匠のスーツは、アニメではより硬質感が増してカッコイイ。そのスーツを纏った進次郎は「スペシウム光線」を放ち、見事に敵を退ける。謎の人物は「私の名はベムラー。始まりの敵だ」といい残して去っていくのだった。

    続きを読む