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第163回芥川賞は高山羽根子『首里の馬』と遠野遥『破局』に、直木賞は馳星周『少年と犬』に決定!

2020年7月15日

  •  第163回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)が発表された。選考会は7月15日(水)、東京・築地の新喜楽で開かれ、「芥川龍之介賞」は高山羽根子の『首里の馬』と遠野遥の『破局』に、「直木三十五賞」は馳星周の『少年と犬』に決定した。


    『首里の馬』(高山羽根子/新潮社)



    【あらすじ】
    この島のできる限りの情報が、いつか全世界の真実と接続するように。沖縄の古びた郷土資料館に眠る数多の記録。中学生の頃から資料の整理を手伝っている未名子は、世界の果ての遠く隔たった場所にいるひとたちにオンライン通話でクイズを出題するオペレーターの仕事をしていた。ある台風の夜、幻の宮古馬が庭に迷いこんできて……。
    世界が変貌し続ける今、しずかな祈りが切実に胸にせまる感動作。

    【プロフィール】
    高山羽根子(たかやま はねこ)●1975年生まれ。多摩美術大学美術学部絵画学科卒。2010年「うどん キツネつきの」が第1回創元SF短編賞の佳作に選出される。同年、同作を収録したアンソロジー『原色の想像力』(創元SF文庫)でデビュー。16年「太陽の側の島」で第2回林芙美子文学賞受賞。
    『うどん キツネつきの』(2014年東京創元社刊)で第36回日本SF大賞最終候補。「太陽の側の島」(2016年婦人公論4月12日号)。「オブジェクタム」(2018年小説トリッパー春季号)、単行本は2018年朝日新聞出版刊(「太陽の側の島」併録)、第39回日本SF大賞最終候補。「居た場所」(2018年文藝冬季号)で第160回芥川賞候補、単行本は2019年河出書房新社刊。「カム・ギャザー・ラウンド・ピープル」(2019年すばる5月号)で第161回芥川賞候補、単行本は2019年集英社刊。「如何様」(2019年小説トリッパー夏季号)、単行本は2019年朝日新聞出版刊で第41回野間文芸新人賞候補。


    『破局』(遠野遥/河出書房新社)



    【あらすじ】
    私を阻むものは、私自身にほかならない。
    ラグビー、筋トレ、恋とセックスーーふたりの女を行き来する、いびつなキャンパスライフ。
    28歳の鬼才が放つ、新時代の虚無。2019年文藝賞でデビューした新鋭による第2作。

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