ダ・ヴィンチ - ワラウ

3年前の婚約の真相が明らかに!? ネガティブ令嬢×腹黒リーマンラブコメ『きみは面倒な婚約者』2巻は、お風呂イチャイチャの描き下ろしつき!

2020年8月1日

  • きみは面倒な婚約者
    『きみは面倒な婚約者 2』(椎野翠:漫画、兎山もなか:原作/白泉社)

     素直で明るく、がんばり屋。でも憎めないところもあって──ド王道のヒロイン像だけれど、ぶっちゃけそんな嘘くさい女、私はあんまり好きじゃない。というか、どう考えたって鼻につく。私、同僚だったら絶対トイレで悪口言うわ……。


     そんな人にも安心なヒロインがこちら、『きみは面倒な婚約者 2』(椎野翠:漫画、兎山もなか:原作/白泉社)の主人公・紫乃だ。


     父の会社に勤める社長令嬢の紫乃には、完璧な婚約者がいる。営業部のホープ・橘はじめとの縁談は、父が決めたものだったが、紫乃は彼に婚約者として引き合わされるよりも前に、社内で彼に出会っていた。泣き場所として駆け込んだ資料室、そこにいたのが、仮眠を取っている橘だったのだ。


     自分を特別扱いせず、素のままで接してくれる橘に、紫乃はいつしか惹かれていた。ところが彼は、婚約の日を境に、“非の打ちどころのない婚約者”になってしまった。完璧な笑顔、お行儀のいいデート、触れるだけのキス。橘にとって、それらは婚約者としての義務でしかない。なぜなら、紫乃と橘の縁談は、いわゆる政略結婚だからだ。


     婚約から3年、キス以上に進展しない橘との関係を切なく思っていた紫乃だが、そんなある日、橘が、営業部の新入社員・花澤優衣のトレーナーを務めることになる。健気で心やさしい優衣は、まさに正統派のヒロイン。あわや嫉妬で当て馬婚約者にジョブチェンジかと思われた紫乃だったが、橘に素直な気持ちを吐露することで、一歩進んだ関係に……。


     ところが。


    「絶対に抱かないつもりだったのにな」。そんなふうに言われては、紫乃が「愛はないんだ」と勘違いしても仕方がない。こんな勘違いも原因となり、ふたりはすれ違い続けることになるのだが、最新2巻で描かれるのは、紫乃の知らない橘サイドのストーリーだ。


     3年前、橘は、とある事情から睡眠不足に陥っていた。誰も使わない資料室で仮眠を取っていたところ、駆け込んできたのが紫乃だった。泣いている紫乃に事情を訊くと、彼女は“社長の娘”という立場に自虐的ではあるものの、そんな環境から逃げるより、折り合うほうを選びたいという。橘は、そんな紫乃に共感と尊敬の念を抱く。

    続きを読む