ダ・ヴィンチ - ワラウ

セカオワ・Saoriの処女作として反響を呼んだ『ふたご』がついに文庫化! みんなはどう読んだ?

2020年9月2日

  • 本日発売の「文庫本」の内容をいち早く紹介!
    サイズが小さいので移動などの持ち運びにも便利で、値段も手ごろに入手できるのが文庫本の魅力。読み逃していた“人気作品”を楽しむことができる、貴重なチャンスをお見逃しなく。

    《以下のレビューは単行本刊行(2017年)後の紹介です》


    『ふたご』(藤崎彩織/文藝春秋)

     処女作にして直木賞ノミネートで話題の『ふたご』(文藝春秋/藤崎彩織)。SEKAI NO OWARI(セカオワ)のピアニスト・Saoriさんが、ボーカルのFukaseさんに勧められて書き始めたという本作は、女社会の中でうまく立ち回れない不器用な夏子と、感受性が強すぎて生きづらさを抱える繊細な少年・月島だ。


     中学2年のときに出会った1つ年上の彼を、夏子は“寒空の下にいる動物みたい”だと感じた。どこにも自分の居場所が見つけられない、誰にも理解してもらえないさみしさを、言葉などなくても共有しあった2人は、互いを誰より大切にいつくしむようになる。

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