ダ・ヴィンチ - ワラウ

“不機嫌な老人”が生まれるのは「疎外感」の前に根本原因が!? あなたが“暴走老人”にならないために

2020年9月14日

  • 『ルポ 不機嫌な老人たち(イースト新書)』(林美保子/イースト・プレス)
    『ルポ 不機嫌な老人たち(イースト新書)』(林美保子/イースト・プレス)

    「暴走老人」「わがままジイサン」「正論オジサン」などと揶揄される高齢者たちの傍若無人な言動は、私たちには理解し難いものがある。批判したり、馬鹿にしたりするだけなら簡単だ。しかし、「子ども叱るな 来た道だ 年寄り笑うな 行く道だ」という言葉がある。私たちは、遅かれ早かれ高齢者になる。その時、自分が「暴走老人」になっていないとは言い切れない。高齢者たちが傍若無人な言動をとってしまう理由がわかれば、他山の石とできるかもしれない。


    『ルポ 不機嫌な老人たち(イースト新書)』(林美保子/イースト・プレス)は、ルポルタージュから高齢者が“不機嫌”な理由に迫る。「はじめに」では精神科医・和田秀樹氏の著書に触れている。老人は、前頭葉の萎縮により意欲、感情抑制機能、判断力の低下や性格の先鋭化が起き、これによりキレやすくなってしまう、という内容だ。しかし、本書の著者・林氏は、ルポを進める中で、これに加えて“いまどきの高齢者ならではの原因”に気付く。

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