ダ・ヴィンチ - ワラウ

MaaSって何? 東急社員による現在進行形の挑戦劇! 「訳がわからないこと」を理解してもらう難しさ

2020年9月15日

  • MaaS戦記 伊豆に未来の町を創る
    『MaaS戦記 伊豆に未来の町を創る』(森田創/講談社)

    「新しい生活様式」という言葉が繰り返し報道され、テレワークやキャッシュレスが国を挙げて推奨されるようになる。1年前には想像しなかった事態を迎えた2020年。それに伴い、「MaaS」の注目度も高まりつつある。『MaaS戦記 伊豆に未来の町を創る』(森田創/講談社)の著者は、渋谷ヒカリエにある劇場・シアターオーブの立ち上げにかかわった東急の社員。


     長年広報として会社に滅私奉公し、東京五輪への一体感を高める戦略チームを新たに作るという、自らたたき台を作った新部署への異動に胸を膨らませていた筆者は、何も知らされぬまま伊豆半島に行けと命じられて、伊豆のMaaS「Izuko」を立ち上げることに……本書は、その奮闘(もしくは七転八倒?)を記したノンフィクションである。


    「おい、マースってなんだ」
    「は?」
    「マースだよ」
    「知らないんですか? 社長はとんでもない人に頼んでしまったんですね」
    「もったいぶらずに教えろ」
    とせまると、
    「モビリティ・アズ・ア・サービス」
    と言い残して、彼も野本の随行で姿を消してしまった。

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