ダ・ヴィンチ - ワラウ

「ライブドア事件」の後、残された社員はどうしたのか? 私たちの生活に不可欠なあのネットサービスに…

2020年10月9日

  • 『ネット興亡記 敗れざる者たち』(杉本貴司/日本経済新聞出版)

     インターネットは、流行のサイクルがとても速い。つい先日まで多くの人が使っていたサービスがいつの間にか廃れてしまったかと思えば、立ち上げて1年未満のサービスが広く普及していることもある。消費者としては、話題のものや便利なものを好きに使えばいいのだが、その栄枯盛衰の裏には、起業家たちの知られざる物語がある。
     
    『ネット興亡記 敗れざる者たち』(杉本貴司/日本経済新聞出版)は、1990年代から始まる、日本のインターネット史そのものだ。時代の寵児ともてはやされた者、人知れずネットの普及に尽力した者、強力なライバルを前に撤退を余儀なくされた者、そして、敗北から立ち上がった者――膨大な取材と参考文献をもとに、日本経済新聞編集委員・杉本貴司氏がそのうねりを描き切る。本稿では、ベンチャーから外資までが入り混じる壮大な物語の中で、特に印象的だった2つの企業を取り上げたい。ライブドアとLINEだ。

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