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ビーガンの8割は疲れやすい? ビタミンB12の不足は、疲労感やうつ病、認知症の発症が懸念される/最強脳のつくり方大全⑥

2024年4月9日

  • 『最強脳のつくり方大全』(ジェームズ・グッドウィン:著、森嶋マリ:翻訳/文藝春秋)第6回【全8回】

    日々の「習慣」を変えれば「脳力」は伸ばせる! 脳トレは役に立たない。ビーガンの8割が疲れやすい理由。長時間座り続けると死亡率が上昇するなど…“自分史上最高の脳”になるために役立つ最新メソッドが詰まった決定版。本作は、運動、食事、睡眠、性欲、知力など…科学によって証明された「脳にとっていいこと」をすべて網羅できる一冊です。「習慣」を変えて「脳」も変えていく――。アメリカ大統領の健康アドバイザーも推薦する『最強脳のつくり方大全』をお楽しみください。


    最強脳のつくり方大全
    『最強脳のつくり方大全』(ジェームズ・グッドウィン:著、森嶋マリ:翻訳/文藝春秋)

     欧米諸国では、ビタミンB12の値は低い傾向にあり、それは由々しき問題だ。なぜなら、ビタミンB12は健康全般に影響を及ぼし、さらに、健康な脳のためにも不可欠だからだ。


     ビタミンB12は細胞内で補酵素として働き、DNAやミエリン(神経線維を覆う脂肪質の鞘)の生成など、重要な化学反応に一役買っている。ゆえに、脳の処理速度を上げるためにも欠かせない。ビタミンB12不足の主な理由のひとつに、健康的と考えられている食事(菜食主義)がある。科学的な研究で、完全菜食主義者(ビーガン)の80%はビタミンB12が不足しているという結果が出ている。極めて重要なこの栄養素が不足するとどうなるのか?

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