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言い争いが泥沼に? SNSで激論を呼ぶ「トーン・ポリシング」とは

2021年4月23日

  •  SNS上では誰でも簡単に思ったことを発信できる一方、意見が衝突してしまうリスクも避けられません。ここ数年は「トーン・ポリシング」という問題をめぐって、度々激しい議論が繰り広げられているようです。


     トーン・ポリシング(Tone Policing)は“話し方警察”などと訳される言葉で、日本では2017年頃からネット上で注目を集めてきました。意味としては、誰かが意見を表明した際に話した内容ではなく話し方(トーン)に文句をつけることを指しています。


     なぜトーン・ポリシングが批判されるかというと、話し方へと論点を逸らすことによって発言者が元々主張したかった内容が棚上げされてしまうため。とくに怒りの感情を伴った意見に対して、「もっと穏便な言い方をした方がいい」「怒った口調だと他の人に聞いてもらえない」などと指摘することがトーン・ポリシングの典型的な具体例です。


     またトーン・ポリシングは多数派を占める人々が、マジョリティや社会的弱者の意見を封殺するために使用することが多いとも言われている様子。2019年9月23日の「国連気候行動サミット」で環境活動家のグレタ・トゥーンベリさんが行った演説をめぐり、「『話し方が攻撃的すぎる』という批判は典型的なトーン・ポリシング」などと指摘されていました。

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