ダ・ヴィンチ - ワラウ

子どもも先生も大変だよね。教師の本音と愛情たっぷりのコミックエッセイ『usaoの先生日記』

2021年4月20日

  • usaoの先生日記
    『usaoの先生日記』(usao/東洋館出版社)

     正直に言えば、学校の先生が苦手だった。お気に入りの子ばかりひいきする。気分次第で叱りつける。児童を並べてビンタする(ああ、昭和……)。学園ドラマの熱血教師を見ても、「暑苦しい先生だな」としか思えなかった。

     だが、時代は変わり、学校教育をめぐる環境も大きく変化した。自分も大人になり、あの頃の先生たちよりも年上に。当時の先生がどんな思いで教壇に立っていたのか、少しは想像できるようになった。そういえば子どもの頃、「あの先生、新任? 頼りないよね」と親同士が噂していたのを覚えている。中学時代、先生がある日を境に学校に来なくなったこともあった。いろいろなものを背負い、それでも子どもたちの心に寄り添おうとしてくれていたのかなと今なら思える。『usaoの先生日記』(usao/東洋館出版社)を読んで、その思いはより一層深くなった。


    usaoの先生日記
    『usaoの先生日記』(usao/東洋館出版社)
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